キャットフードを温めると猫の食いつきが良くなる?暖め方!

飼い猫が元気でいつもと変わりがないように見えるにもかかわらず、キャットフードの食いつきが悪かったら…。病気や体調不良の可能性もありますが、もしかすると嗜好性の問題かもしれません。

いつもと同じ食事に飽きてしまったなどの理由で、食いつきが悪くなることもあります。そこで効果的な対策法はいくつかありますが、なかでも簡単で新たに何かを購入しなくてもできるのが、「温める」という方法です。

猫は、人肌くらいの温かさを好んで食べる傾向にあると言われますが、それは狩りをして仕留めたばかりの獲物の体温に似ているからという説があります。

ちょっと温めて出してあげてみようかな、と思った飼い主さんは、これからご紹介する方法や注意点を踏まえてチャレンジしてみてください。それでは、キャットフードの温め方や注意点について、ご紹介します。

猫は「味」より「匂い」でキャットフードを選ぶ

猫が美味しそうと感じるのは、人間とは少し違う感覚なのかもしれません。それは、味覚や視覚、嗅覚が人間とは大きく異なるからです。

猫の味覚は人間の1/10

実は、猫の味覚は人間の1/10しかないと言われています。そのため、毒かどうかを判断するための酸味に関しては敏感に反応しますが、甘味や塩味は感じないようです。つまり、人間ほどの繊細な味覚は、猫は持っていないということです。

キャットフードを選ぶ時、美味しい食材を使っているものを…と思うかもしれませんが、猫は味で美味しいかどうかの判断がしにくいんですね。

ちなみに、視覚に関しても、猫は人間の1/10だと言われていますから、見た目によって美味しいかどうかを判断する力も少ないことがわかります。

猫の嗅覚は人間の6倍

視覚も味覚も人間より感じにくいのなら、美味しいと感じる基準はどこにあるのか、と思いますよね。それは、「匂い」が大きく関係しているようです。

猫の嗅覚は人間の6倍にもなるため、美味しいかどうかの判断は匂いによるものが大きいと言えます。そのため、猫は匂いにそそられて食欲が増したり、強い匂いを好む傾向にあります。

キャットフードを温める理由

キャットフードへの食いつきがよくないときは、匂いを刺激すると改善する可能性があります。キャットフードを温めると、食いつきが良くなると言われるのには、合理的な理由があります。

匂いを強くする

温かい食べ物は、冷たい食べ物よりも匂いがたちますよね。嗅覚が敏感な猫は、強い匂いの食事にそそられる傾向にあります。そのため、キャットフードを温めていつもより匂いを強くすると、食いつきが良くなる可能性があります。

柔らかくする

ドライフードをお湯でふやかして温めると、硬い状態のものよりも食べやすくなります。硬いドライフードはある程度噛んで砕く必要があります。それには、少なからず労力が必要で、しっかりとした顎の筋肉や、歯が丈夫に生え揃っていることも重要です。

しかし、老化に伴って体力が落ちたシニア猫や、まだ歯が生え揃っておらず顎の力も弱い子猫は、ドライフードを噛み砕く力がない場合もあります。キャットフードを温めて柔らかくしてあげることで、食べたくても食べられなかった猫がストレスなく口にすることができ、食欲の改善につながる可能性があります。

消化しやすくする

ドライフードを温めて柔らかくすると、消化しやすい状態になります。老化によって消化気管が衰えた猫や、まだ未発達の子猫にとっては、スムーズに栄養がとりやすくなるというメリットもあります。

キャットフードの温め方

それでは、具体的なキャットフード(ドライフード)の温め方についてご紹介します。

  • 人肌(30度~40度程度)のぬるま湯を用意する
  • ドライフードの半分が浸る程度にぬるま湯を注ぎ、10分間おく
  • 硬さと熱さを確認する

ドライフードを温めるときは、この手順でOKなのでとても簡単ですね。

キャットフードを温めるときに注意すること

キャットフードを温める時には、以下の点に注意しましょう。

熱湯で温めない

猫がやけどしてしまいます。温める際は、人肌を目安にしましょう。

お湯もできるだけ飲ませる

注いだお湯もできるだけ飲ませるようにしましょう。なかには、先に味の染み込んだ水分から摂取する猫もいます。基本的に猫は水分をあまりとらない動物のため、こうした機会に水分をとるのはとても良いことです。

食べ残しはすぐに処分する

食べ残しをそのまま放置しておくと、衛生的にもよくありません。食べ残したら、その時点で処分することを心がけましょう。

食事の都度温める

与える直前に新しいものを用意することは衛生的にも良いですし、食べ物としての良い状態で与えることができます。

食欲がない時はウェットフード

もし、ドライフードをお湯であたためたものでも食欲がない時は、ウェットフードを少し混ぜる、あるいは温めたウェットフードを与えるのも良いでしょう。

ウェットフードには水分がしっかり含まれているため、電子レンジで温める方法が便利です。耐熱容器にウェットフードを入れて、ラップをかけ、数十秒加熱します。人肌程度に温まれば良いので、温めすぎには注意が必要です。ムラのないようにしっかりとかきまぜてから与えます。

キャットフードを温める以外の方法

キャットフードを温めてもあまり食いつきが変わらないときには、他の方法も試してみましょう。

ウェットフードを併用する

ウェットフードはドライフードに比べて匂いが強い傾向にあるため、猫の食欲がそそられる可能性があります。また、もともと柔らかいため、子猫やシニア猫でも食べやすい点も魅力です。電子レンジで温めると、さらに匂いが強くたつため、温めてみても良いでしょう。猫に与える時は、念のため熱すぎないか確認してあげると安心です。

ふりかけをかける

マグロや鳥ササミなどを使った、猫用のふりかけがあります。人間がご飯にふりかけをかけるように、ドライフードやウェットフードにふりかけて使います。粗い粉状のものや、かつお節のようなものなど、形状は様々です。ふりかけをかけるだけで、ふだんのキャットフードとは違う匂いを感じるため、キャットフードに飽きてしまった場合には効果的です。

砕く

キャットフードの形はメーカーや商品によって様々です。サイズもまちまちですが、大粒の場合は食べにくさから食欲不振につながる猫もいます。特に、子猫やシニア猫など、顎の力が弱い猫は大粒のキャットフードが負担になる可能性もあるため、そういう時はあらかじめ砕いて小さくしてあげると食べやすくなります。

まとめ

今回は、キャットフードを温めるメリットや、その方法、注意点についてご紹介しました。猫が美味しいと感じるのは、見た目や味よりも「匂い」が大きく影響することがわかりました。そのため、キャットフードを温めて匂いを立たせると、猫の食欲アップにつながる可能性があります。

ただし、体調不良や病気で食欲不振を起こしている時には、どんな工夫をしても食べられない状態が続くことが多いです。まったく何も口にしないなど、単なる嗜好性の問題以外の理由が考えられる時には、できるだけ早く病院へ受診することが肝心です。

ずっと同じキャットフードを提供している時や、新しいキャットフードに変えたばかりの時などに食欲が落ちたと感じたのであれば、今回ご紹介した方法を試してみましょう。


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